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「WILD ZEBRA」上海歌舞団、7月初旬に上海の取材に同行する  景山誓子

留学協会のブログでは既に広告済みだがhttp://rgkk.exblog.jp/、今、アジアで一番HOTな街上海から、歌舞団が来日する!http://www.wildzebra.jp/が公式HP、ご参照いただきたい。日中友好文化スポーツ年の今年(2007年)には、昨年、小泉問題で滞っていた企画がどっとやってくる!また2010年の上海万博に向けての呼び込みでもある。21世紀のキーワードはグローバルである!そのとおり、この歌舞団は上海の伝統文化を根にもちつつも、モダンである。キャッツの中国版でもあるかのようだ!既に、フランス、豪州でも絶賛されただけあって、「千手観音」というアジア映画がカンヌで絶賛された張監督の下、トップレベルのバレエ団である。

7月初旬、上海も梅雨だった。延安路の目抜き通り伊勢丹デパートの脇の由緒ある劇場で、リハーサルは行われていた。つかこうへいの中国版のような舞台監督の激は飛ぶ。私はカメラ片手に、舞台のすそから裏、楽屋まで、こっそりとパシャパシャ撮って廻った。中国全土から選別された精鋭軍団の青年たちはまだまだ顔があどけない。真剣な稽古の後、楽屋で汗をぬぐう時だけ、普通の20歳前後の若者に戻っている。一瞬、空気が緊張する。団長が客席前方に席をとった。マイクで、指示する。静かな威厳のある声で、広い舞台の数十人の気がさっとひとつになる。踊りが始まる。ストップする。団長の罵声。前方の踊り手が一人でクルクル廻る。ダメだし、ダメダメ、、、また一斉に始まる。数十人の若者が引いた舞台には彼らの残した残影が強いライトの下、かげろうだけが、まだ踊っている感じがする。

暑い。酷暑の日だった。熱帯性の嵐の前日、アジアの熱風が街を駆け抜けている。その昔、租界時代からあったであろう劇場、贅沢な空間、広い作り、その昔、疎開地の外国人紳士淑女たちも、着飾ってここに集まったのだろうか。ひとりのヒロインが舞台すそで、トウシューズを直している。そして、ポーズをとる。回転を始める、転ぶ、また繰り返す。暗い舞台裏で、必死で足首の痛みに耐えているようだ。年配のバレイ教師であろう夫人が近づく。美しい立ち姿と機敏な態度で、かつてのプリマドンナだとすぐにわかる。視線が厳しい。何かを耳打ちする。彼女は踊りだす。憑かれたように、、、、。女教師はじっと見守る。舞台の袖では、大道具さんたちがタバコをふかしている。この大道具、新宿コマの舞台に、大阪厚生年金の舞台にはいるだろうか?天井が高い。ライトが強烈である。日本から来たベテランの照明さんも、心配気に見上げている。日本の安全基準法とどのように折り合いを付けたらいいのか、、、今夕からの打ち合わせはどうなることやら、、、。音楽もライトも非常に強烈で、日本人の繊細さからすると、明暗がない気もする。当然だが、大陸的であるのだ。ダイナミックさは伝統的な上海雑技団の度胸と命綱の無い演技と同種のものだ。息を飲むほど圧倒される。同じアジア人でありながら、彼らの大陸的な大きさと深さと、長い歴史に培われた伝統、それになによりも彼らの誇りである。かつての日本人が普通に有していた生真面目さと、熱い情熱を彼らの目に感じる。劇場の外は、上海一の目抜き通り、同じ経済発展途上の熱気を有している。お隣には一番オシャレといわれる伊勢丹デパートがそびえて、夏のセールをしている。いまや中国人の都市生活者はほぼ日本の東京オリンピック後(昭和40年ごろ)くらいの生活水準には達している。私が子供だった頃の街の感覚が上海で呼び起こされた。

案の定、交渉も大陸的であった。ご自分の作品アートには絶対に妥協しない団長、日本の法律上の留意点(安全性)と、舞台の小ささなどを強調するも、ガンとして受け付けない。プロ同士の意地と、芸術への思いが、妥協点を見出せないまま深夜になる。日本のベテラン舞台人たちのタバコも何箱に及ぶ。そして、中国人団長の鶴の一声、では日本でのリハーサル後に決めましょうで決着する。帰りのタクシーで、日本人照明さんの顔が引きつっていた。音声さんはまだ余裕があったが、「日本の天井は低いんだよなー、わかってほしいなー」と、つぶやく。文化の交流を始めるには、こんな舞台裏のご苦労があって、お互いが妥協点を見出していって、やっと実現にこぎつけるのだ。

翌日、大量の舞台装置が、港から出航した、行き先は大阪(神戸港)。大阪公演は8月11日から14日。東京公演は8月17日20日まで。彼らがやってくる。100名近い劇団が日本へ遂にやってくる!在日中国人留学生への支援活動の一環として、大阪東京の公演で、A席を日本人学生と中国人留学生にプレゼントする企画が始まっている。(詳細は留学協会まで)

留学協会も、日頃の留学生支援「日本塾」での活動が評価され、外務省、日中友好協会、パラリンピック代表前細川総理夫人、JTBなどが共催する仲間になることが出来たことを喜ばしく思っております。東京でのオープニングでは、北名誉理事長も舞台で、中日大使、外務官僚と、華やかにオープニングを祝えます。長年、中国大好きで、中国への思いが人一倍であった北先生にとって、最高の晴れ舞台で有りましょう。RCAの皆様も、8月17日の午後の公演にお出かけ下さいませ!これは国家レベルの企画公演で、採算よりも文化活動的なお祭りでもあります。
上海のリハーサル後、現地で本番があった。日本商工クラブの面々も集合した。素晴しい舞台に拍手喝采!日本の舞台人はプロのベテランたちだ。きっとやり遂げてくれるはず!皆さんも、ふるって、ご観覧下さい!

景山せいこ

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by rgkk | 2007-07-29 12:00
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